与論島から沖縄本島に戻っても合宿状態は続きましたー。再び本島から船に乗って今度は伊江島へ。
行かれたことありますか。タッチュー(城山)の頂上から360度ぐるりと見渡せるグラデーションする碧い海と空の大パノラマは「地球は丸い!」って叫んじゃうくらい素晴らしいです。
しかし、てっぺんに辿り着くまで、レンタサイクルしたママチャリで、立ち漕ぎしても登れない急な坂道に半泣きしながら、前方遠くから「いいトレーニングやなあ〜♪」という声に返事もできず、二度目は無いと思ってました…(ー ー;)。
港からひたすら登り坂の車道をこぎ続け、すでに心臓バクバク汗ダクダクなのに、登山口からさらに待ち受けていた急勾配な300段以上もの階段を「めっちゃ、ええトレーニングやあ〜♪」と無駄に三段飛ばしで登って行く家人。
確かにこれまでの休暇もいつもこんな感じで過ごして来ました。気づけば20年超。これまでとなんら変わらない夏休み。でも、さすがに今回はまだまだ膝が心配…。船の上でもらった先輩からのメールには「もう脚は大丈夫?うちの本社まで来れる?」なんて言葉も頂いてありがたいなあと思ってたところ。
しかし、先に到着した家人は、山の中腹にある展望からこちらを見下ろし「前だけを見て登るんやあ!後ろには絶景が広がってんで。てっぺんで見たら感動すんで。だから振り向かず前だけを見るんやあ♪」「……(ー ー;)」日差しの強さにめまいを感じながら頭の中には、ロッキーが階段を駆け上がるトレーニングシーン…。確かに友人たちの言う通り、何かがおかしい…。ロッキーちゃうわー!とツッコミ返したかったけど息が切れて声がかすれて言葉にならない。
ようやくてっぺんにたどり着いてヘタレていたら「まだまだやな〜♪」再び三段飛ばしで降りていく(しかも日に日に焦げて行くので木陰に入ると見失う!)後ろ姿を追いかけながら、膝をガクガクさせて自転車置き場まで降り、この後も、島の滞在5時間をめいいっぱい使って、ひたすらチャリで走るか、階段を登るか降りるか、ビーチを潜るか泳ぐかし続けて、港へ帰ってきました。
沖縄本島への帰りの船の中でメールの確認をしていたら、「夏休みは3日くらい?バカンス楽しんできてね」とか「ストレス発散してきてね」というメッセージに素直に「はい!」と言えない自分に気づきました。バカンスって何?